シンプルプランでお願いをしていたため、玄関先でお渡しして、火葬していただけるだけのプランだと思っていたので、人間と同様に、丁寧に接していただき、お別れ式を含め心を込めて行っていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
埼玉県新座市在住 S.A様より
さらに後日、下記の内容のメールを頂戴いたしました。
先日は本当にありがとうございました。
私にとって、4匹も猫を飼っていながら、初めての経験でしたし、
小さな子供もいるので狼狽しないようにと心の準備はしていたのですが、
やはり、死をいう現実を受け止められず、それでいて
処置(手配)をしなければいけないという事実、そしてなんとなく
その流れを知っていて、そのとおり動く自分が少し嫌になってみたり
複雑な心境で、時間をやりすごしていました。
一か月前から猫の容態が速度を増して悪くなり、
なんとなく、そういうときを迎えるのは覚悟していましたが
息を引き取る瞬間、まるで投薬時に「嫌だ嫌だ」と手を伸ばしてもがくようにしたのが
私には何よりつらかったです。
数日前から嫌がる投薬もやめていました。
鳴きもわめきもせず、優しく控え目なリーチらしい最期でした。
医者から「リンパ腫か腺腫か、肺炎もあるし、心臓肥大でもある」と言われていたのに
「4月の暖かい日、お風呂に入れてあげたのがいけなかったのかもしれない…」とか
「もっとあのときこうしてやれたらこうならなかったかもしれない」とか
どこかで自分を咎めていないと気が済まないような、そんな気持ちでした。
息をひきとってから、7歳の娘は
「こんなの嫌だー!もっとりっちゃんの絵をいっぱい描きたかったのに!
新しい子猫に、りっちゃんの名前つけるから買って!絶対いやだー!」と
発狂せんばかりに泣いたのですが、嗚咽しながら私が「でもね。これでもう苦しくも
痛くもないんだよ、りっちゃんは」と、抱きしめて説得し続けました。
保冷剤を置いて、タオルに寝かせたリーチの横で 私も寝ころび
顔をみながらホロホロ泣いている私に向かって 娘は
「いつまでそうしてるの?…ママ、それはもう抜け殻だよ。
中身はもう自由に空を飛んでるんだよ。だからスイカ切って~」と言いました(笑)。
もう泣き笑いです。
最中、やはり私は動揺していてアンケートには書けなかったのですが、式も火葬も納骨も終わり
気持ちも少し落ち着いて、お骨も袋に包まれて、本当に最後に井上さんの静かで穏やかな声で
手を合わせて合掌いただいたとき、言葉が適さないかもしれませんが
なんだか 晴れやかな気持ちになれたことをお伝えしたかったのです。
井上様はお坊さん、いや、それ以上の力をお持ちの方だ、と思いました。
余談かもしれませんが、昨日、掃除機をかけているときにふっと思い、手をとめました。
普段、ブラッシングしたあと、うちは特に何匹もいるので毛という毛、ホコリがまじりあって
掃除機や粘着クリーナーでまめに掃除をするのですが、
「あ…。リーチの毛を切り取って、保管しておけばよかった…」と。
短毛だし、猫の場合難しいかもしれませんが、
病気になる前はブラッシングあとの、ブラシにたまった毛でボールを作ったり、
猫の形を作ったりして遊んでいたのに、ゴミ箱へ捨てるのが当たり前で
死んでしまったあとは、ただ汚れたお尻を拭いてあげることしか考えられませんでした。
このあと、ペットが亡くなられた方の参考になればと思い、書き添えました。
毛をとっておくなんて、辛気臭いとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は、ジョキッと切り取っておけばよかった、と思いました。
長々とすみません。
昨夜も雷雨の中、井上さんがお別れに立ち合ったりしているのだろうかと想像しました。
どうぞお体に気をつけてください。
今年18年目を迎える猫が2匹おります。
そのときがきたら、よろしくお願いします。
ありがとうございました